こんにちは、ガジュマルハウスです。
今回は、「暮らしの選択肢を広げよう」のテーマです!
コロナ禍で考える「見るだけの庭」と暮らしを豊かにする「使える庭」イギリス人の考えるガーデニングとはについてお話していきます。
この記事を書いている人
〇ライフマネープランについて勉強中
〇暮らしの選択肢を広げたい!
▷自己紹介
【自己紹介】暮らしの選択肢を広げよう!
このサイトのテーマは、暮らしの選択肢を広げよう!
・暮らす場所
・食べるもの
・お金の使い方
これらを丁寧に自分の頭で考えて選択していくことが大切です。
その選択肢を広げていくために、いろいろな場所へ行き、いろんなものに触れて、自分がどう感じるのか、じっくりを考えたいなと思うのです。
参考文献はこちら!
(参考:少ないお金で夢がかなうイギリスの小さな家-井形-慶子さん)
そうそう、これが言いたかったんだよ…!と日本人の暮らしに対してのもやもやを言語化してくれた一冊です!
目次
1.イギリス編【核心的!「見せる前庭」より「使う裏庭」を広くとる】
1-1.「使うための庭」を重視するイギリス人
1-2.どんな庭でも「もう一つの部屋」として楽しむ
2.今の日本編【見せるだけで使えない日本人の庭】
2-1.庭のスペースを使いこなせない日本人
2-2.庭先やベランダに残されたガーデンテーブル
3.昔の日本編【中庭や裏庭の居心地の良さ】
4.取り入れたい!子供用のウェンディハウス
5.まとめ
もくじ
1.イギリス編【核心的!「見せる前庭」より「使う裏庭」を広くとる】
ガーデニング大国イギリス。
だけどその本来の真意は、花を植えたり生け垣を作るなどの園芸ごとではないと言います。
家を美しく聞かざる、「見せるための前庭」とは逆に装飾をあまり施さない「使う裏庭」の方を広くとるお家が格段に多いそうです!
まずは、基本知識、イギリスの庭について
〇イギリスと聞けば、美しい庭のイメージ
〇ガーデニングの祭典「チェルシーフラワーショー」と「オープンガーデン」
についてお話していきます。
〇イギリスと聞けば、美しい庭のイメージ
イギリスと言えば、この写真のような美しい庭を思い浮かべる人は多いはずです。
イギリスの情緒あふれる町並みとそこから広がる庭は、美しい相乗効果でとても強烈な印象を残しますよね。
実際、イギリスでは、2階が2部屋しかない小さなタウンハウスでも30~40坪と、日本では考えられない広さの庭がついていることがあるそうです。
つまり、建物が占めるスペースは、敷地の3分の1だけで、その他の3分の2は庭スペースとしてあけてあるそうです。
日本だと、おまけのようなものとして庭がある家もあるようだけど、これは文化の違いなのかな?
〇ガーデニングの祭典「チェルシーフラワーショー」と「オープンガーデン」
(参考:チェルシーフラワーショーとイエローブックより)
毎年5月下旬に開催される英国で最も有名なガーデニングの祭典「チェルシーフラワーショー」
は、日本の大手旅行会社が見学ツアーを組むほど、注目度は年々高まっているとのことです。
また、毎年2月から10月まで、全英の一般家庭の庭を公開する「オープンガーデン」というイベントもあり、わずか2ポンド(約400円)を各家の住人に払うだけで、自由に生のイギリス人の家の庭を見学することができます。
訪問できる庭のリストは、統括団体THE NATIONAL GARDENS SCHEMEが毎年発行する、イエローブックと呼ばれる「ガーデンズ・オープン・フォー・チャリティ」という本に掲載されるそうです。
この本に自宅の庭がリストアップされることは、庭を愛するイギリス人にとって大変名誉なことで、そのためにせっせと庭仕事に励む人が多いと聞きます。
1-1.「使うための庭」を重視するイギリス人
ところで、イギリスの家には、玄関周辺に広がるフロントガーデンと呼ばれる、住宅街をグリーンベルトのように取り囲む前庭と、
バッグガーデンと呼ばれる裏庭の二つがあります。
〇前庭
建物の正面と共に通行人がその家を眺めるとき、心を休める緑地のような役割を果たします。
どんなに狭くても花を植えたりして綺麗に保つのは、人々は前庭をパブリックスペースと考えているからだそうです。
〇裏庭
通常、隣家とは塀によって遮られており、前庭と違って完璧なプライベート空間だそうです。
前庭ほど、装飾的にしないのは、あくまでもそこを使うための空間として考えているからだそうです。
多くの場合、前庭よりも裏庭の方がはるかに広く、建物そのものの広さより、裏庭に重視して物件を決める人も多いそうです。
ポイント
〇前庭は「見るための庭」パブリックスペース
〇裏庭は「使うための庭」でプライベートスペース
1-2.どんな庭でも「もう一つの部屋」として楽しむ
では、イギリス人は、裏庭をどのように「使う」のでしょうか。
建物の大きさよりも重視される裏庭の広さは、イギリス人にとって「もう一つの部屋」として使われています。
主な用途は、
〇庭で家族や友人とバーベキュー
〇休日の午後に、ビールを片手にミートパイを食べる
〇朝早く起きて、コーヒーを飲みながら新聞を読む
前庭と違って、人目を気にしなくてもよいプライベート空間である裏庭は、アウトダイニングとして「使われている」そうです。
裏庭で、ホームパーティをしても、床が汚れる心配もなければどれだけ子供が走り回っても迷惑をかけない。
人が集まるからって、慌てて部屋を片付ける必要もないのです!
緑の木立ちを吹き抜ける風や咲き誇る花を眺めながら過ごす時間は、心からの癒しを与えることでしょう。
庭を思いっきり使うには、裏庭のある住宅を探すことなのね。
コロナ禍でも最適だよね。
庭にタープをつけたり、
キャンプ用の椅子を置いたり…
そんな感じで楽しみたいな~
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2.今の日本編【見せるだけで使えない日本人の庭】
一方、日本の今の住宅の庭はどのようになっているでしょう。
2-1.庭のスペースを使いこなせない日本人
(参考:日本のタウンハウスより)
(参考:ライフルホームズより)
日本のよく見る光景ですよね。
日本の戸建てをよく見ていると、庭先にテーブルと椅子のセットが置かれているけど、人がそこに座っている姿を見たことがないのです
2-2.庭先やベランダに残されたガーデンテーブル
「庭」のスペースをうまく使えないのは、日本の大半の庭が「南向き」に力点をおくあまり、道路や隣家から見られない、プライベートな空間を作るという発想が抜け落ちてしまっているからではないでしょうか?
その結果、庭で椅子に座ってくつろごうとしても、通りからや隣家からの目線が気になって落ち着かない。
その結果、せっかくそろえたテーブルや椅子がそのままになってしまうわけです。
見るための「外構としての庭」を無理やり「使う」というのが、無理があったのです。
南側でなくても「使うための庭」なら機能するし、狭くても使えます。
使うスペースと見るスペースを別々に考える、イギリス人の庭マインドこそ日本人も見習うべきなのではないでしょうか?
3.昔の日本編【中庭や裏庭の居心地の良さ】
とはいっても、日本にも素晴らしい庭園や中庭の文化もあります。
▽岐阜県美濃市にあるうだつの上がる町並みの町屋「旧今井家住宅」
中に入ると空気が変わったように静かで、遮蔽物がないから空も広くて、プライベート空間。
ただ、こういう中庭は、縁側から「見るため」の役割が中心なんだろうな。
▽枯山水
(参考:枯山水巡りより)
ただ、これも「見るため」のお庭。もしくは「見せつける」ため?(笑)
▽縁側
中から庭を眺めたり、縁側に座ってくつろいだり、「使う」ことと「見る」ことが混合しているけど、その融合がこれは良い。
素敵な文化だよね。
▽安藤忠雄「住吉の長屋」
(参考:Wikipediaより)
これは、敷地めいいっぱいに建物として使う代わりに、中庭を設けて建蔽率を緩和しているんだよね。
外部から閉鎖されてプライベート空間。これは「使うため」の空間になるのかな?ちょっと無機質だけど。
このように、日本にも素晴らしい庭や中庭があるものの、その多くは、「見るため」と「使うため」という用途が混合している!
そして多くの場合、一般住宅に与えられるような庭ではない!
これは、イギリス人と日本人の「庭」に対する重要度の差だと思いました。
4.取り入れたい!子供用のウェンディハウス
さて、イギリスの「使うための庭」ここには、多くの家庭で小さい子供に「ウェンディハウス」と呼ばれる小さな小屋を買い与えられるそう。
「ウェンディ」という名前は、ピーターパンに登場するウェンディからつけられたようで、子供だけの世界であるネバーランドなのです。
子供が2~3人は入れるこのプレイホームには、学校から帰ってからご飯を食べるまでの間、ここでゲームをしたりお菓子を食べたり、子供だけの遊び場になります。
暗黙の了解で、大人はこの空間に入ってはいけません。
ここはこどもにとっての、サンクチュアリ(聖域)なのですね。
そして、どこか壊れたり、テーブルなどのアイテムが欲しければ、自ら家づくりを始めます。
イギリスのDIY精神は小さなころから自然にあったものなのですね。
さてこの、ウェンディハウス、
これは、子供の独立心と感受性を育てために与えたという一面もあります。
子供たちにとって、自分の空間は自分でつくらせるというマインドと、自分だけの空間という心の自由を得るためなのです。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
イギリス人の、「見るための庭」と「使うための庭」を分けるという発想。
とても素敵ではないでしょうか??
いつかは、プライベートな「使うための庭」を手に入れたいなと思いますね!
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