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30年後資産になる「いい土地」選びのポイント7つ

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カキモト アイカ

\ブログで豊かな人生に/ 〇高専卒→大手インフラ企業→建築事務所→フリーWEBライター→マーケティング会社でライター ○一級建築士合格したのに、建築会社で2回の休職… ○繊細さん(HSP) 〇ブログをきっかけにお家で仕事ができるようになりました!

家

こんにちは!ガジュマルハウスです。

前回は、こちらの記事を投稿しました。
【資産になるいい家】立地の見極め方5つのポイント
この記事では、持ち家を資産にするには、「土地の価値が一番大切」
「土地の価値」を見極めるためには、「立地」選び→「土地」選びをしていくことが大切ということをお伝えしました。
そのため、今回は、資産になるの土地の見極め方5選についてお伝えしていきます!

 

・資産になるいい土地を見つけるポイントは何か?
・中古住宅の購入とリノベーションを考えているのだけれど、どうせなら将来的に高く売りたい!

という悩みや疑問を解決します。

この記事を書いている人

カキモト
〇一級建築士合格
〇建築事務所勤務
〇「暮らしの選択肢を広げよう」をテーマにブログ更新中

この記事で分かること
〇不動産の資産価値を大きく決める「土地」の選び方

1.30年後に資産になる「いい家」とは?

画像

私は、建築事務所にてリノベーション工事を担当していますが、「将来資産になるから」という理由で中古住宅購入+リノベーションを考えるお客様が非常に多いにも関わらず、その土地の将来の資産性を考えずに土地や家を買ってしまう方がとても多い印象を受けます。
また、新しく新築を購入される方についてもその家が将来の資産になるかをきちんとチェックする必要があるかと思います。

「いい家」の資産価値は、「土地の価値」と「建物の価値」によって構成されます。
「土地」については、自然災害などの影響がない限り半永久的に利用できる反面、
「建物」については、法的耐用年数が決まっており、時間と共にその価値は下がっていきます。
特に新築住宅は、住み始めた瞬間「中古住宅」となり新築のプレミアがなくなるので、資産価値が急激に下がるというわけです。

そのため、30年後に資産になる「いい家」とは、「土地の価値」に重きを置いた家というわけです。
しかしながら、今まっさらな土地を探すのは選択肢が狭まり希望の家を建てるためのお金もかかるので、お勧めしません。
「いい土地」基準で物件を探し、上物の中古住宅を躯体にお金をかけずに好きなところだけリノベして住む、という方法が
一番賢く将来の家の資産性を上げる方法かと思います。

2.「いい土地」の選び方5選

住宅街

さて、ここからは、「いい土地」の選び方についてお伝えしてきます。
「いい土地」とは、「より高い価格で査定される土地」ということです。
「いい土地」を探す前の「いい立地」の探し方については、こちらの記事を先に見ていただいてから進んでくださいね。
35年後、資産になる「いい家」とは?立地の選び方5選

 2-1.土地の大きさ

大きすぎても小さすぎても坪単価は下がります。
例えば、その地域では、30坪ほどの土地の大きさが標準だとすると、その大きさの土地に需要があると言えます。

そのため、仮に1坪50万円が基準で、50万円×30坪=1500万円が標準だとして、
100坪の土地があるとしても、50万円×100坪=5000万円の土地では、高すぎて買わないでしょう。
そのため、坪単価の単価を下げざるを得ないというわけです。
このように、大きすぎる土地、反対に小さすぎる土地については、需要が低いため買い手が付きにくく安くせざるを得ないため、資産価値としては低くなってしまうと言えます

土地の大きさ

 2-2.土地の形状

次に、土地の形状についてですが、旗竿地や不整形地、極端に接道面が短い長方形は人気が低く、資産価値としては下がりやすいです。
標準の「坪単価」とは、あくまでも正方形の土地の場合のため、注意が必要です。
このような土地の場合、後から販売しようとしても買い手がつかない場合があります。販売するときのことも考えて購入しましょう。

旗竿敷地は、奥まった静かな環境という長所もありますが、路地上部分の幅や長さによっては駐車場を取れなかったり、敷地面積の割には有効なスペースが狭い非効率な土地です。
また、路地上部分が長いと家が建たない場合があるなど、条例などによっては厳しい規制がかけられる場合もあります。

接道部分の土地

 2-3.敷地内の高低差

一般的に、「いい土地」とは、平面の形だけでなく、敷地内の高低差がなく平らな土地であればある方が資産価値は高いです。
特に、土地が周辺より低い位置にある場合は、雨や地下水が流れ込んでくることがあります。
日本において、湿気の高い土地は、湿気による腐食など建物にも悪影響を及ぼします
この場合、建物を修繕しても根本的には解決しないため注意が必要です。

また、土地が周囲より高く、擁壁で囲われている土地においても、
販売する際に、擁壁の劣化による修繕の必要があったことから資産価値が6割近くまで下がってしまったという事例もあります。
擁壁については特に盲点なので、その観点においても注意が必要です。

 2-4.災害のリスク

災害についても注意は必要です。
過去、未来の災害について、情報を集めておくことをお勧めします。

土地を選ぶ際には、必ず国土交通省のハザードマップポータルサイトを確認するようにしましょう。
こちらから、各自治体が管理する災害情報へ飛び、情報を見ることができます。

また未来だけではなく、過去に液状化現象や地盤沈下を起こした土地も、
修繕費用などが掛かる可能性があるため注意が必要です。

 2-5.将来も日当たり、景観は良いか

人が暮らすうえで、日光は大切な要素ですよね。
合わせて、景観の良い土地も需要が高く資産価値が高いです。

今現在にこのような土地を探すのは、容易ですが、
ポイントなのは、将来も日当たりや景観が担保されるか?ということです。

選ぶべき土地は、

要注意!
目の前に空地、畑、田んぼ

選ぶべき!
河川、運河、公園

ということを確認しましょう。

 2-6.利便性がいいか

将来も資産価値が高い「いい土地」を見極めるには、「利便性」についても重要です。

・駅に近いか(駅による)
・首都圏や地方都市まで通勤圏である
・高速のインターが近い
・学校が近い

についてチェックしてみましょう。
ここでポイントなのは、「30年後まで残っているかどうか」です。
よくある買い物が便利、スーパーが近いなどといったことは、30年後までそのスーパーが残っているかどうかに大きく影響してしまいます。

大型スーパーが撤退し地価が暴落したといった事例も過去にはあるので注意が必要です。

 2-7.同一地域内での土地に希少性はあるか

同一地域内での土地に希少性はあるかもポイントです。

同じ敷地内でも戸建てだと、「東南の角地」が、
マンションでは「角部屋」や「最上階」資産価値が下がりにくく希少性が高いと言えます。

3.まとめ

土地の購入や中古住宅の購入を検討する際は、「30年後に資産になるか」に重点をおいて土地を探すことが重要です。

これらのポイントを知った上で土地を探し、
次回にお伝えする「いい土地を安く買う方法」を生かして土地や中古住宅を購入することをお勧めします。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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