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【茶道はじめて1年】教養として学んだこと3つをご紹介

  • プロフィール

カキモト アイカ

\ブログで豊かな人生に/ 〇高専卒→大手インフラ企業→建築事務所→フリーWEBライター→マーケティング会社でライター ○一級建築士合格したのに、建築会社で2回の休職… ○繊細さん(HSP) 〇ブログをきっかけにお家で仕事ができるようになりました!

こんにちは!カキモトアイカです。

今回は、【茶道はじめて1年】教養として学んだこと3つをご紹介についてです。

・茶道から学べる「教養」って何?
・大人の習い事で「茶道」を学んでみたい
・実際に「茶道」を学ぶ魅力って何なの?

という方に「茶道から学べる教養」が伝わる記事になっています。

この記事を書いている人

カキモト
〇茶道教室に通い始めて1年
繊細さん(HSP)
〇ライター

1年間ゆるく学んできた、日本の「総合芸術」と呼ばれるほど奥深い世界。

最初は付いていくのに必死だったけど、
だんだんとその所作や振る舞いの奥にある「本質」に触れる、心の余裕がでてきました。

 

今回の記事では「教養として学んだこと3つ」について、私が学び実感したいことをお話していきます!

「茶道を習ってみたいな」「茶道から学べる教養ってなんだろう」と気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。

教養として学んだこと3つ

茶道を学びはじめたとき。

まずは、お手前をするための一つひとつの動きを覚えるのに必死で、
掛け軸の、にょろにょろした漢字を読むのに必死で、

「茶道」の表面だけに触れていたような気がします。

それから1年。
少しずつお手前の動きも覚えてきて(それでも炉と風炉が入れ替わると訳わからなくなりますが)

所作の意味、準備してくださった設えの意味を、
考えられる、心の余裕が出てきました…!

まだまだ初心者ですが、
先生から教えていただき、これは素晴らしい「教養」だ、と感じたことを3つお話します!

 

上品な印象は、細かい所作の集合体

例えば、建物を見て「美しいな」って思ったり、
料理を食べて「おいしいな」って思ったり、

ぱっと見で受ける印象や、雰囲気ってあると思うんですよね。

カキモト
茶道を学んで、その「美しい」「おいしい」という印象は、細かいこだわりの集合体なんだな、と実感できました。

 

茶道では、お茶を出す亭主も、お茶をいただく客も、
一つひとつの所作、振る舞いが、細かく決められています。

最初は、それに付いていくのに必死で、その動きの本質まで考える余裕がありませんでした。

ですが、改めて先生から教えていただいたことや、
先輩たちの動きを見ていると「わあ、美しいな」と感じる瞬間がたくさんありました。

決められている所作をきっちり守ることで、自然と美しい動きに見えるようになっていたのです。
手を置く位置、指先、お茶道具の配置、びっくりするほど細かく決められています。

なぜ「美しい」と感じるのか。
それは、細部まで気を遣ってこだわっているからです。

 

これからも、旅行や仕事など、いろんな場面で、心が動く瞬間が出てくると思います。

その時に感じた印象ももちろん大事だけど、
その先に、

なぜ今私は「この建物、美しい」と思ったんだろう
なぜ今私は「この人と仕事しやすいな」と思ったんだろう

そうやって、細かな気遣いやこだわりに気がつけるようになっていきたいな、と感じました!

 

身の丈に合った花入れ

茶道では、お花の「格」に応じて、お花を入れる花入も変わってきます。

その花入の格を「真・行・草」といい、

核の高い花入(真)は、古銅(こどう)、青磁、染付、赤絵、など。
続いて、行は焼き物、草は木や竹でできたものを使用することが多いそうです。

カキモト
お花に格…?それぞれの美しさがあるんだから「格」とか言うのってどうなん?

最初はそう思いました。

ただ、実際にその格のお花に合った花入を見ると、なぜかしっくりくる。

まだすべてのお花や花入を知っている訳じゃないけど、

重厚感のあるお花には、重厚感のある花入が合っているし、
軽快なお花には、軽やかな竹や木の花入が合っている。

格が低いから悪い、格が高いから良い
ではなく、その場所や季節やお客様の雰囲気に「合っている」かどうか。

その花のことを知って、その身の丈に合うものを設る。

身の丈、というか、その特性?個性?に合っているか環境を用意する、これが大事だなと感じました。

 

カキモト
「身の丈」という言葉は、「身の丈を知れ〜!」みたいな感じでマイナスなイメージだったけど、
自分に合ったものを身につけるって良いなと、感じました。

自分の価値観や考え方に置き換えると、
自分を知る」ことって大切だなと。

見栄を張ったり、欲張ったり、現実味のない夢に溺れたり、

そうじゃなくて、
「確かに世間では〇〇が流行っているけど、自分の生活に合うかな」とか
「自分はどんな生き方がしたいかな」って内省して自分を知ることが大事だな〜と。

その上で、ちょっと背伸びしたものを買ってみたり、
夢に向かって頑張ってみたり、

順番的には「自分を知る」→「ちょっと背伸びをしてみる」が良いなと感じた、という学びでした!

 

「見立て」という価値観

茶道って「格」とか「所作」とか細かく決められていて、
お堅いイメージ、ありますよね。

ガチガチに決められていて、少しの隙も許さない!という印象、あると思います。

ですが実は、厳格な中にも、ちょっとした遊び心があるんです。
私が好きなのは、見立て」という価値観。

「見立て」とは、本来お茶道具ではないものを、お茶道具に見立ててお茶の世界に取り込む、という言葉です。

例えば、千利休は、獲った魚を入れるための魚籠(びく)を花入にしたりしていたそうです!
軽くて涼しげな姿から、今でも5〜10月の風炉の時季によく使われます。

お稽古では、先生がトルコの器をお茶碗に「見立て」て用意してくださりました。

ちょっと異質なもの混ざって、お茶室にとてもいい味を出していました。

カキモト
本体はお茶道具ではないものを、お茶道具として見立てる。
こんな洒落た価値観、めちゃめちゃかっこ良くないですか!?

ただひとつ、私がこの価値観から学んだこと、それは
「まずはルールを知ること」。

「本来はこうだけどね」を知っておくこと。
それを分かった上で、あえて外す。これがカッコイイ。

「守破離」の「破」のような考え方だと感じました。

 

まずは真似る、そしてルールを知る。
知るまでは、たとえ違和感があっても心のうちに留めておく。

そして、分かった上で「自分らしさ」を出していく。

この順番って、仕事でも大事だよな〜〜〜と思うと同時に、
新入社員の時にでしゃばりすぎた記憶が蘇りました(笑)

 

まとめ:茶道から学ぶ教養

今回は、1年間茶道を学んで得た「教養」について、お話しました!

まだまだ知らないことだらけですが、これからもゆるゆる続けていきたいなと思います〜〜!

 

 

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