こんにちは!カキモトアイカです。
今回は、【繊細さん(HSP)】人間関係で疲れていた心をラクにした方法についてです。
・愚痴ばかり言う人といると離れたい
・家事も旅行の段取りも「自分ばかり…!」とイライラしてしまう
といった、繊細さんならではの悩みの対策が分かります。
この記事を書いている人
〇会社員のころから副業を開始し、退職後WEBライターとブログで1年間フリーランス
〇ブログをきっかけにWEBマーケ会社へ転職
私は、以前の勤め先で、周りに気をつかい「良い人でいなきゃ」と思いすぎて、人間関係が原因で休職してしまったことがあります…!
これを機に「人間関係」をよく考え直し、今ではほど良い距離感でお互いに尊敬できる人とのお付き合いを大切にできています。
記事の前半では「繊細さんが人間関係でつらかったこと5つ」を紹介しつつ、同時に「繊細さんらしく生きられる対策」についてお話していきたいと思います。
繊細さんって気をつかって深く考えてしまうことが多くて、悩むこと多いですよね…!
ぜひ、少しでも心がラクになってもらえたらと思います!
▼参考文献はこちら
もくじ
※「繊細さん(HSP)とは?」について、もう知っているよ!と言う方は、「繊細さんが人間関係でつらかったこと5つと対策」から見てみてくださいね!
繊細さん(HSP)とは?
「繊細さん」の本によると、
繊細さん(HSP)とは、
繊細さんとは?
- 人と長時間一緒にいると、疲れてしまう
- まわりに期限が悪い人がいると緊張する
- 細かいところまで気づいてしまい、仕事に時間がかかる
- 疲れやすくて、ストレスが体調に出やすい
といった性質をもった「生まれつき繊細な人」のことです。
繊細さは、生まれ持った気質であって、生まれつき背の高い人がいるように「生まれつき繊細な人」がいることが分かっています。
繊細な人とは、アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱したHSP(Highly Sensitive Person)という概念がベースになっています。
アーロン博士が行った調査により「生まれつき繊細な人」は5人に1人の割合で存在することが分かってきました。
アーロン博士は、繊細な人と繊細でない人(この本では非・繊細さん)は、脳の神経システムに違いがあると言います。
光や音などの刺激を受けた時、どのくらい神経システムが高ぶるかは人によって差があり、繊細な人はそうでない人よりも刺激に対して敏感に反応するのだそうです。
人間だけでなく馬や猿などの高等動物も、全体の15~20%は刺激に対して敏感に反応するそうです!
種として生きのびるために、慎重な個体が生まれたのでは?と考えられています!
最近では、HSPという言葉だけでなく「繊細さん」という言葉も聞くようになりましたよね。
繊細さん(HSP)にもいろんな人がいる
繊細さんやHSPという言葉を聞くと、おとなしく内向的な性格だと思われがちですが、繊細さんにもいろんな方がいるようです!
- 人前に出て話すのが好きな人
- テキパキとリーダーシップをとってみんなを引っ張っていく人
- 職場ではっきりものを言うし、バリバリ働いている人
など…!
ちょっとイメージと違いましたよね??
だから、HSPだと気が付かなかった!
繊細さん(HSP)が持つ4つの性質
外からみたら繊細さんでもいろんな人がいますが、
アーロン博士は、HSPの気質の根底には以下4つの面(DOES)がすべて必ず存在すると言います。
つまり、4つのうち1つでも当てはまらない場合は、繊細さんではありません。
D…深く処理する(深く考える)Depth
- さまざまなことを瞬時に感じ、他の人が通常考えない深さまで考える
- 複雑なことや細やかなことに目を向け、表面的なことよりも本質的なことを考える傾向にある
O…過剰に刺激を受けやすい Overstimulation
- 人一倍気が付き処理するため、一人よりも早く疲労を感じやすい
- 大きな音や光、暑さや寒さ、痛みなどに敏感
- 楽しいイベントでも刺激を受けすぎて疲れる
あとは、大きな音や光は不快に感じることが多い…!
大人数の飲み会は疲れる…
E…感情反応が強く、共感力が高い Emotional&Empathy
- 共感力が強く、他者の気持ちを察しやすい
- 事故や事件のニュース、暴力的な映画が苦手
暴力的な映画を観た後は、帰り道に襲われないか怖すぎるし、ホラー映画を観た後は、一人でシャワー浴びている時間が怖すぎる。
S…些細な刺激を察知する Subtlety
- 小さな音、かすかな匂いに気づく
- 相手の声のトーンや視線、自分を笑ったこと、ちょっとした励ましなど細かなことに気づく
もし、自分が繊細さんかどうか知りたい方は、
HSPセルフテスト
アーロン博士による、HSPセルフテストこちらも試してみてください!
繊細さん(HSP)の私が人間関係でつらかったこと5つとその対策
ここからは、繊細さんである私が「人間関係でつらかったこと5つ」と、それぞれをどう乗り越えたか「対策」をお話していきます!
ポイント
- 気の乗らない飲み会を断れなかった
- 友だちのことは好きなんだけど、長時間一緒にいると疲れてしまう
- 愚痴や不満ばかり言う人から逃げられない
- 気がまわる分「自分ばっかりやってる!」とイライラすることがある
- 深いところまで話ができる人となかなか出会えない
ここに載っている事例は、「繊細さんの知恵袋」武田友紀さんの本から、「分かる!!」と感じたところをピックアップしたものです。
これらを、私の体験談と対策を合わせてお話していきます!
そのため、多くの繊細さんに共感していただけるかと思います!
気の乗らない飲み会を断れなかった
- 会社でもプライベートでも気の乗らない誘いを断れない
- 行くって言っちゃったから、それまでの時間ずっと「嫌だな…」と思っている
- 大人数だと深い話ができずに「無駄だったな…」って思ってしまう
こんなループ、しょっちゅうでした…!
大人数の飲み会の何が楽しいのかよくわかんない、けど、頑張って楽しそうにしちゃってそれが疲れる、、
参加している一人ひとりは好きなのに、大人数になると途端に無難なことしか話題にならなくなってしまいますよね。
繊細さんは、深く考えることが好きなので話が合わず「つまらない…」と思ってしまいがちかもしれません。
対策
明るく断ってみる!
気が乗らない誘いには「次、誘って!」と社交辞令でも絶対言わない!
繊細さんは、相手の状況や気持ちをよく考えながらコミュニケーションをするのが得意です。
そのため「相手に嫌な思いをさせずに断るには、どうしたらいいんだろう?」と悩んでしまいますよね。
そんな時は、軽く明るく断ること!
「その日はごめん!」「ちょっと難しい!」と、サクッと。
一度でも断ったら、二度と声をかけてもらえないのでは?と思う方は「引き受けるかどうか」と「人間関係」が強くむすびついているんですよね。
そんな時は「引き受けるかどうか」と「人間関係」を分けると、「断る」が大変なことではなく軽く明るいものになります!
すると、案外すんなり断れるんですよね!
あと、大人数で疲れるだろうけど久々に会いたいな、みたいな飲み会の時は、あらかじめ抜ける時間を伝えたりしていました!
友だちのことは好きなんだけど、長時間一緒にいると疲れてしまう
- 友だちのことは好きなんだけど、丸一日一緒にいるとどっと疲れてしまう
- こんな気持ちになってしまうなんて、自分が嫌な人間なのかな…
- 年に1回くらいがちょうどいい、とか思ってしまう…
友だちのことは好きなのに、長時間一緒に入ると「そろそろ帰りたい」とか思っちゃうし、
合う頻度も多すぎると、ちょっとしんどくなってしまう、
自分って薄情な人間だ…
と、悩んでしまう、私と同じような繊細さんもいらっしゃると思います。
繊細さんは感じる気持ちが強いため、一緒にいる相手の表情やちょっとしたしぐさ、声のトーンなどたくさんの情報を受け取ります。
そのため、どんなに好きな友だちでも、長時間一緒にいると刺激を受けすぎて疲れてしまうんですよね。
対策
- 自分の限界の時間を知っておき、あらかじめ「〇時に帰るね!」と伝えておく
- 対面で話すより横並びで話す
- 映画や美術館など相手から意識をはなす時間を取り入れる
実は、家のダイニングテーブルも対面ではなく丸形で、旦那さんと横並び。
自分が居心地良いと感じる距離感で!
愚痴や不満ばかり言う人から逃げられない
- 「ちょっと聞いてくれる??」と愚痴や不満を言われることが多い
- 相手がほしい反応が分かってしまうので、長時間話を聞くことになってしまう
- 聞くことがメインになってしまって、もやもやする
繊細さんは、聞き上手な方が多いです。
相手の立場に立って共感しながら話を聞くため、相手にとっては話しやすく「この人は理解してくれる」と感じられるんですよね。
でも、会話して元気になるのは、お互いに「話したいし、聞きたい」と思っているときです!
聞き役と話し役が交互に入れ替わり、「話しては聞き、聞いては話す」ができるから満たされるんですよね。
もしも本音では「聞きたくない」と思っているなら、疲れてしまって当然です!
対策
- 「(あなたは)そうなんだね」と中立的な相槌を使う
- 「いろいろ難しいですよね」とまとめてしまう
- 時間を区切る、聞くタイミングを指定する
そして、物理的に逃げる!
同意や共感をしすぎると、どうしても疲れてしまいます。
そのための「理解」というポジションをとる、そうすればちょっと距離感をもって話を聞くことができます!
「次に〇〇の用事があるから、10分だけね」と時間を区切ったり、
「ちょっと聞いてよ」とメッセージしてきたら「明日で良い?」とタイミングをずらすのも効果的です。
愚痴や不満には、ピークがあるため、タイミングをずらすだけでも、相手の中で消化が進み話す勢いも衰えますよ。
同じ職場だったら、トイレに逃げるとか、
友だちだったら、ちょっと距離をおくなどするとかなり心が軽くなりました!
気がまわる分「自分ばっかりやってる!」とイライラすることがある
- 家事や仕事など、先回りしてなんでもやってしまって「私ばっかり!」と思う
- 旅行の手配も、そわそわして結局自分がやってしまってもやもやする
- 学校や仕事でのグループワークは、なぜか自分だけ仕事量が多い
学校のグループワークが苦痛でした(笑)
なぜか自分が進めないと誰もやってくれないんじゃないか、と不安になってついつい手をだしてモヤモヤしていました。
繊細さんの「深く考える」という性質には、
- じっくり考察を深める側面
- パッと様々なことを思いつく側面 の2つがあります。
後者では、意識せずとも「これはこうしたほうがいい」「ここは大丈夫かな?」と考えが浮かんでしまうので、全部やっていると膨大なタスクになってしまうんですよね。
対策
一度手を止めて、「~すべき」より「~したい」に耳を傾ける
「私ばっかり!」とイライラし始めたら、やりすぎのサインかもしれません。
休みたい!ゆっくりしたい!のように、「今はどうしたい?」の心のほうに耳をかたむけて、まずはそれを叶えてあげてください。
深いところまで話ができる人となかなか出会えない
- 本音で価値観について話せる友だちがほしい!
- 良い距離感で付き合えるパートナーがほしい!
- 深いところまで話ができる人と出会いたい!
繊細さんは、5人に1人の「生まれつきの性質」なので、学校や会社などパッとまわりを見渡しても、同じ繊細さんに出会うのは難しいと思います。
一方で、繊細さんの特徴として「直感」が鋭い傾向にあるため、「この人とは仲良くなれそう」がなんとなく分かる感覚も持っています。
対策
- 趣味や勉強など興味のある場所に出かけてみる
- やりたいことをやってみる
- そして、「なんだかいいな」と思える相手に思い切って声をかけてみる
まずは、自分の価値観で、好きな趣味や勉強などを始めてみましょう。
やりたいことをやってみると、自然に価値観が合う人や、自分と似たところのある人に出会えるんですよね。
好きなことや趣味、最近感じたことなどをTwitterやブログに書いてみてもいいかもしれませんね。
誰とも関わりたくないと思ってフリーランスを始めたのに、今ではとっても仲のいい友だちができてお互いに頑張りを伝え合ったりして、すっごく満たされています。
これ、とっても不思議なんですけど「類は友を呼ぶ」ってある通りなんですよね。
ぜひ、自分の心のままに好きなことにチャレンジしてみてくださいね。
まとめ:繊細さん(HSP)は人間関係を心地よくする対策を知っておこう!
繊細さんは、感じる力が強いがゆえに、疲れやすかったり気苦労が多かったりしますよね。
特に、人間関係で悩むことが多いと思います。
でも、繊細さんならではの「深く考えられること、深く感じられる」ことは、幸せを人一倍感じられる得な性質でもあります。
ぜひ、人間関係を心地よくする対策を知って、ゆたかに過ごしていきましょう!
▼仕事・働き方で悩んでいる方は、こちらもどうぞ。
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参考【繊細さん(HSP)】生きづらかった私が”仕事・働き方”を模索してみた
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