こんにちは!カキモトアイカです。
今回は、【繊細さん(HSP)の私が働き方を模索してみた】についてです。
・繊細さん(HSP)が働きやすい環境ってどんなとこ?
・どの会社にいってもどっと疲れてしまうんだけど、これってHSPが原因なのかな?
という悩みが解決できる記事になっています。
この記事を書いている人
〇会社員のころから副業を開始し、退職後WEBライターとブログで1年間フリーランス
〇ブログをきっかけにWEBマーケ会社へ転職
実は、最近まで自分が繊細さん(HSP)だということを知らなかったんです。
それが、ある本をきっかけに「あれ、自分繊細さん(HSP)の気質にかなり当てはまるぞ?」ということに気づいたんですよね。
記事の前半では「働きづらい…私が繊細さん(HSP)だと気づいたきっかけ」を紹介しつつ、記事の後半では「繊細さん(HSP)の私が働き方を模索した結果」についてお話していきたいと思います。
社会人になって妙に生きづらい…と感じている方にとって、心が軽くなるきっかけになればいいなと思います!
▼参考文献はこちら
もくじ
※「繊細さん(HSP)とは?」について、もう知っているよ!と言う方は、「働きづらい…私が繊細さん(HSP)だと気づいたきっかけ」から見てみてくださいね!
繊細さん(HSP)とは?
「繊細さん」の本によると、
繊細さん(HSP)とは、
繊細さんとは?
- 人と長時間一緒にいると、疲れてしまう
- まわりに期限が悪い人がいると緊張する
- 細かいところまで気づいてしまい、仕事に時間がかかる
- 疲れやすくて、ストレスが体調に出やすい
といった性質をもつ5人に1人は存在する「生まれつき繊細な人」のことです。
繊細な人とは、アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱したHSP(Highly Sensitive Person)という概念がベースになっています。
人間だけでなく馬や猿などの高等動物も、全体の15~20%は刺激に対して敏感に反応するそうです!
種として生きのびるために、慎重な個体が生まれたのでは?と考えられています!
最近では、HSPという言葉だけでなく「繊細さん」という言葉も聞くようになりましたよね。
繊細さん(HSP)にもいろんな人がいる
繊細さんやHSPという言葉を聞くと、おとなしく内向的な性格だと思われがちですが、繊細さんにもいろんな方がいるようです!
- 人前に出て話すのが好きな人
- テキパキとリーダーシップをとってみんなを引っ張っていく人
- 職場ではっきりものを言うし、バリバリ働いている人
など…!
ちょっとイメージと違いましたよね??
だから、HSPだと気が付かなかった!
繊細さん(HSP)が持つ4つの性質
外からみたら繊細さんでもいろんな人がいますが、
アーロン博士は、HSPの気質の根底には以下4つの面(DOES)がすべて必ず存在すると言います。
つまり、4つのうち1つでも当てはまらない場合は、繊細さんではありません。
D…深く処理する(深く考える)Depth
- さまざまなことを瞬時に感じ、他の人が通常考えない深さまで考える
- 複雑なことや細やかなことに目を向け、表面的なことよりも本質的なことを考える傾向にある
O…過剰に刺激を受けやすい Overstimulation
- 人一倍気が付き処理するため、一人よりも早く疲労を感じやすい
- 大きな音や光、暑さや寒さ、痛みなどに敏感
- 楽しいイベントでも刺激を受けすぎて疲れる
あとは、大きな音や光は不快に感じることが多い…!
大人数の飲み会は疲れる…
E…感情反応が強く、共感力が高い Emotional&Empathy
- 共感力が強く、他者の気持ちを察しやすい
- 事故や事件のニュース、暴力的な映画が苦手
暴力的な映画を観た後は、帰り道に襲われないか怖すぎるし、ホラー映画を観た後は、一人でシャワー浴びている時間が怖すぎる。
S…些細な刺激を察知する Subtlety
- 小さな音、かすかな匂いに気づく
- 相手の声のトーンや視線、自分を笑ったこと、ちょっとした励ましなど細かなことに気づく
もし、自分が繊細さんかどうか知りたい方は、
HSPセルフテスト
アーロン博士による、HSPセルフテストこちらも試してみてください!
働きづらい…私が繊細さん(HSP)だと気づいたきっかけ
ここからは、私が仕事や働いている中で、HSPだと気づいたきっかけをお話していきたいと思います。
私は、学生時代に建築を勉強し、大手インフラ企業(建築課)で2年、個人建築事務所で2年勤めました。
そして、会社員時代に2回しっかり休職してしまいました…!
この中で、自分自身が働きづらいな…と感じたことを、HSPの特徴とからめてお話していきます。
HSPにとって働きづらいと感じたこと
- 会社のオフィスで働くのがどうも合わない
- ちょっとした指摘に落ち込んでしまう
- 一度にあれもこれもと頼まれるとパニックになる
- 社内にルールがないとかなりしんどい
- 職場の飲み会の振る舞いでどっと疲れる
繊細さんには、大いに共感いただけるのではないかな?と思います!
会社のオフィスで働くのがどうも合わない
会社に出社して働いている中で、
- 席が近くて見られているようで落ち着かない
- 職場で機嫌が悪い人がいたら、自分のせいかな?と思ってしまう
- 上司に話しかけるタイミングを見計らううちに時間が経ってしまう
というように、会社のオフィスで働くことにストレスを感じる繊細さんは多いのではないでしょうか?
こんな状態では、定時に帰れたとしても、どっと疲れてしまうんですよね…!
一番辛かったのは、大手インフラ企業に入社したとき、最初の配属先で両となりに50~60代のおじさまが…。
昼休みは、何か気をつかったことを話さないと、雑談しないと…と胸がぎゅーーっとなってしんどかった…。
一日に何度もトイレでこもっていたことを思い出しますね…
とにかく、周りに職場の人がいたら、気をつかわないとと散漫になって集中できない。
機嫌が悪い人がいたら特に気をつかって、なぜか話しかけたりしちゃう、、
上司に相談せざるを得ない時は、上司の会議の時間とか調べて、何か作業していないか何度も確認して、それでやっと話しかけた時に「ちょっと後にして」と言われると落ち込む…
ちょっとした指摘に落ち込んでしまう
職場の人から言われた「ちょっとした指摘」をずーーっとひきずって落ち込みます。
- この計算間違ってたよ
- 会議室準備してないじゃん
- それ1年目で言われなかった?
繊細さんには、「深く考える」という性質があるようです。
まわりから指摘をされると、「私があのときこうしておけばよかった」と何度も自分の行動を振り返ったり、「どういうつもりで言ったんだろう」と考えすぎて人格を否定された気持ちになってしまうんですよね。
ちょっとした指摘も「次から気をつけますー!」と答える同期を見ていると、立ち直れない自分は少し損をしているな~と。
一度にあれもこれもと頼まれるとパニックになる
「あれもこれも」とやるべきことが押し寄せてくると、頭がフリーズ。
一つとりかかっても、「あの仕事はああしなきゃ」と他の仕事がチラついて焦ってしまう。
そんな経験が思い当たる方、繊細さんの中では多いのではないでしょうか?
繊細さんは、「新しいものごと」に触れるとそれが刺激になり、神経が昂る傾向にあるようです。
ですから、次から次へとやるべき仕事がでてくると「これはこうしたほうがいい…」「あれはああして…」と様々なことが一気に浮かび、まるでソフトを立ち上げすぎたパソコンがフリーズするかのように、うまく考えられなくなってしまうんです。
しかも、やったことがない仕事、初めての仕事が重なると、もうパニック状態になってしまいます。
タスク化されていないことが多く、隠れ仕事にも気づいてしまうので、ずっとパニック。これはもたないです…
社内にルールがないとかなりしんどい
社内ルールがしっかり定まっていないと、何が良くて何が悪いのか分からずずっと気をつかってしまいます。
例えば、
- 有休のとり方、産休育休の取り方などルールが定まっていないので、ずっと休みをとれないでいる
- 仕事の分担がしっかり決められていないので、なぜか仕事がどんどん増えていく
- 評価制度が定まっていないので、ちょっとした指摘が怖い
特に、就業規則がちゃんと定まっておらず、周知もされていないと不自由極まりないですよね。
繊細さんは、周りからどう見られるかをとても気にしてしまうので、「体調不良で急に休んでしまった…」「今頃どう思われているだろう…」「はあ、明日みんなに頭下げて回らなきゃいけないの嫌だな~」と休みきれないんですよね。
頼まれると断れないし、やるべき仕事にイチイチ気が付いてしまうので、気が付けばパンク寸前。
評価制度が決まっていないので、ちょっとした上司からの指摘で自分の評価がガクンと下がってしまっていないか不安になる。
仕事も評価制度も「雰囲気」みたいな会社では、ずっと気をつかって何が評価されているのかも分からずにしんどい状態が続きますね…
職場の飲み会の振る舞いでどっと疲れる
- 職場の飲み会行きたくないな~
- でも行かないと話についていけないかな~
- でもどうやって断ればいいか分からないからな…
と、結局いろんな飲み会を断れずに参加してしまうこと、ありませんか?
そして、楽しそうな様子を見せなきゃとふだんよりテンションを上げて、大きめにリアクションする。
みんなが話題に参加できるように話をふったり気をつかう。
みたいなことをして、どっと疲れる。
疲れるだけじゃなくて、「自分はちゃんと気をつかえていたかな」などと飲み会後に猛烈に一人反省会をする、、、
大人数の場ではなく、少ない人数とじっくり話をする方が自分は好きなんだな~と気が付けましたね。
繊細さん(HSP)の私が働き方を模索した結果
そんな、働きづらい繊細さんの私が、「自分にとって働きやすい仕事・環境」って何だろう?と考えました。
その後、環境を大きく変えることで働きやすさが劇的に変わりました!
自分の得意としている部分を生かせて、ストレスなく働けるようになりました。
私が働きやすいと感じた今の仕事・職場は、次の5つの特徴がありました。
働きやすいと感じた職場の特徴
- 繊細さを生かせる仕事
- 自分の選んだ環境で働ける
- 基本的にチャットでのやり取り
- タスクが見える化していること
- 社内ルール、評価制度が明確
ご自身の仕事や職場が合わないと感じている方、ぜひ参考にしてみてくださいね。
繊細さを生かせる仕事
まず、繊細さんの得意な「人の気持ちが分かる」「相手のしてほしいことを感じ取れる」仕事に思い切って業種転換してみました。
具体的には、
繊細さを生かせる仕事
- ライター(セールスライター、コピーライター、WEBライター)
- カウンセラー、セラピスト
- WEBデザイナー、エンジニア
読む人、購入する人のことを考えたライティングは、評価してもらえること本当にが本当に増えました!
建築を辞めた理由が気になる方は、こちらをお読みくださいね。
繊細さんは、繊細さんならではの「得意」があるんですよね。
人がしてほしいと感じていることを先回りしてやってあげられたり、人に共感するのが得意だったり。
ご自身の得意なことが、今の仕事で強みとして意識して生かしてみたり、違う業種に思い切って転換してみたり。
「仕事」を見直すのも一つの手かなと思いますね。
自分の選んだ環境で働ける
私は、フルリモートの職場に就職することにしました!
するとどうでしょう。
まわりにビンビンに神経を張っていた今までの職場とは打って変わって、ストレスフリーに…!
フルリモートでなくとも、週1回でもリモート勤務があればかなり心身のストレスが解放されると思います。
空いている会議室を使わせてもらう、といった工夫も一つかもしれません。
働く時間は全く変わらないし、仕事内容も変わらないのに、ストレスが激減します。
周りに気を張らないと、集中できるしパフォーマンスも高まります。
ぜひ、ご自身の職場、上司に相談してみてくださいね。
基本的にチャットでのやり取り
コミュニケーションが、チャットでのやり取りって本当に気が楽です…!
- 雑談が苦手
- 上司に相談できるタイミングをいつもうかがう
と言う方にとっては、すべて解決されます。
業務報告や相談は、相手の都合がいいタイミングで対応してくれるので、自分もタイミングを過剰にうかがわずにメッセージすることができます。
報告や相談のついでの雑談も存在しないので、とっても気が楽です…!
ただ、一つだけ気を付けなければいけないのは、休日でもチャットがなりやまずにストレスが溜まる…みたいな状況です。
そういった場合は、1日でチャットを開く時間を決めておいて、リアルタイムで反応しすぎないのも一つの工夫かもしれません。
タスクが見える化していること
タスクが見える化している、それを上司と共有している。
この状況ってとっても気が楽です。
上司は私のタスクを分かった上で、仕事を頼めます。
ついついいろんなことに気が付いて、タスクが増えそうになったときも、上司に相談がしやすいです。
何より、繊細さんの得意としている「ひとつひとつやっていく」という仕事のスタイルがとりやすんですよね!
タスクが明確ではなくモヤモヤしている繊細さんは、職場でタスクを共有できるアプリの導入や、1週間に1時間だけタスクを共有する時間を設ける、など工夫してみてもいいかもしれませんね。
社内ルール、評価制度が明確
社内がどういう仕事を評価しているか、これが明確なのがとっても助かります。
繊細さんは、周りの人からの視線がどうしても敏感になってしまうので、一つの指標があるだけでも助かるんです!
例えば、「タスクを期限内に終わらせる」ことが評価軸なら、期限内に終わらせれるように集中して取り組みます。
完成度より期限内に終わらせることが大切と分かっているので、80点くらいの完成度で出してブラッシュアップするための指摘をもらうことができるんですよね。
社内ルールが明確で、休みの取り方のルールが決まっているなら、決まった手続きを踏んでしっかり休むことができます。
ルールがしっかり決まっているからこそ、ダメなこと、良いことが分かって仕事に取り組みやすいんですよね。
もし、今の職場で社内ルールや評価制度が明確ではなくモヤモヤしてしまう場合は、
「育休や産休はどういう手続きでとればいいですか?」「仕事はどういう軸で評価していますか?」など聞いてみるのも一つかもしれません。
まとめ:繊細さん(HSP)は自分の得意が生かせる環境で働いてみよう
繊細さん(HSP)は、良く気が付いてしまう分、働きづらいな…と感じてしまう場合が多いです。
もし今、働きにくさに悩んでいるなら、その働きにくさを言語化してみましょう。
そして、それらを一つずつ解決できないかを探ってみましょう。
もし今の業種、今の職場でできない場合は、他に移ってみるのも全然アリです!
繊細さんは繊細さんならではの「得意」があるので、それを生かせる環境で働くことを検討してみてくださいね。
▼悩みやすい人はこちらの記事もおすすめです。
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