こんにちは、ガジュマルハウスです!
今回は、【オーガニック・ナチュラルコスメの定義と効果とは?】持っている化粧品で検証してみたという内容でお話していきます。
私はnaturaglaceとto/oneの化粧品を使っているのですが、ふと、「なんとなくいい感じ」って使ってたけどそれって何がどれだけ効果的で肌に優しいんだろ?
と疑問に思ったので、それを調べて皆さんに共有していきたいと思います!
・定義や効果が気になる!
・naturaglaceとto/oneの化粧品って本当にナチュラルなのかな?
と思う方ぜひ見ていってください!
この記事を書いている人
〇リノベーション会社にて2年間勤務
〇暮らしを豊かにするアイテムに目がない!
また、暮らしを豊かにするアイテムについては、
に載せてあるので、合わせてご覧ください。
参考文献
(はじめてでもよくわかるオーガニック&ナチュラルコスメの事典 吉川千明より)
(安心できる化粧品選び 境野米子より)
今までの常識を疑うような辛辣なことも書かれていたのでこちらも共有します!
この本をベースに解説していきたいと思います!
目次
1.普通のコスメとナチュラルオーガニックコスメの違いは?
2.真のオーガニックコスメの見分け方
2-1.「無添加コスメ」は注意
2-2.認証がとられているかを確認
2-3.100%天然由来成分と断言しているか確認
2-4.100%天然由来成分でも石鹸落ちできないコスメがある
3.天然成分=安全というわけではない
4.手持ちのコスメの成分を見てみる
4-1.ナチュラグラッセ
4-2.to/one
5.まとめ
もくじ
1.一般的なコスメとナチュラルオーガニックコスメの違いは?
一般的なコスメと、ナチュラルコスメの違い
成分の違い
一般的なコスメは、ケミカルコスメとも呼ばれ、石油からできる油分「鉱物油」を使用し、
また化学合成によりできた「合成界面活性剤(乳化剤)」を使用しています。
それに比べてナチュラルコスメというのは、石油を原料にした化学的に合成された成分をできるだけ使わず、植物由来の原料を主成分にしている化粧品のことです。
「自然派化粧品」などとも呼ばれています。
注意ポイント
ナチュラル系のコスメと一口に言っても、100%が天然由来成分でなければいけないという決まりはありません。
よって、たった1%でも自然由来の成分が使われている場合、そのコスメは「ナチュラルコスメ」と言えるのです。
これによって、クレンジングとか化粧品との付き合い方を間違えて、かえって肌に悪影響があることもあるかも!
きちんと成分や認証を見て判断していきたいね。
用途や目的の違い
また、一般的なコスメとナチュラルコスメには、成分の違い以外にも用途や目的に違いがあります。
ナチュラルコスメは、
植物が持つ力による複合的な効果効能を持ち、人の本来あるべき機能を損なわず、
自己回復力やバリア機能を高めるような長期的なアプローチをしていく東洋医学的な考え方のもと作られています。
一般的なケミカルコスメは、
ニキビやシミなど、得たい効果効能を目指して化学合成物質を配合したもので、短期的に見た目やトラブルにアプローチする西洋医学的な考え方のもと作られている。
(参考:cancamより)
ある特定のトラブル(ニキビやシミなど)に即効的に対処したい場合は、ケミカルコスメが良いかな?ということだね!
普段のスキンケアは、ナチュラルな方がいい感じがするね。
ナチュラルコスメとオーガニックコスメの違い
「自然派コスメ」の中でも、ナチュラルやらオーガニックやら、よく分からないなと思う方が多いと思います。
参考文献(はじめてでもよくわかるオーガニック&ナチュラルコスメの事典 吉川千明より)の中では、
オーガニックコスメは、ナチュラルコスメの一部で、ナチュラルコスメの中でもよりこだわりと責任をもって製造している化粧品のこと。
こだわりというのは、
〇オーガニック栽培
〇トレーサビリティ
〇サスティナビリティ
オーガニックとは、「有機の」などといった意味があり、有機栽培にこだわった植物を使っているという意味
トレーサビリティとは、原料がどこで育てられてどこへ行ったのか「追跡可能な状態」にしているという意味
サスティナビリティとは、無農薬有機栽培で行う循環型農業や、工場で自然エネルギーをつかったり、パッケージに再生紙や再生プラスチックを使用するなど環境にやさしい工夫のこと
これらの情報が開示されている状態をオーガニックコスメと呼んでいるとのことです。
注意ポイント
ただ、こちらも1%でも有機栽培等にこだわったオーガニック成分があると、オーガニックコスメと言えてしまいます。
つまり、「真のオーガニックコスメ」を見分ける目があれば、肌にちゃんとした天然成分を届けてあげることができます。
見分け方を見ていきましょう。
2.真のオーガニックコスメの見分け方
真のオーガニックコスメを見分けるポイントは、4つです。
2-1.「無添加コスメ」は注意
2-2.認証がとられているかを確認
2-3.100%天然由来成分と断言しているか確認
2-4.100%天然由来成分でも石鹸落ちできないコスメがある
見ていきましょう。
2-1.「無添加コスメ」は注意
まず、一番注意すべき点は、「無添加コスメ」という「無添加」というワードに「自然で肌に優しい」印象を抱いてしまうことです!
無添加化粧品は、「何を無添加」とするのかについて明確な基準がありません。
製品の原料に石油や鉱物油を使わないものを「無添加」という場合もありますし、合成香料や合成着色料不使用のものもあります。
日本では、2001年に薬事法改正で化粧品の全成分表示義務ができましたが、
それ以前は一部の成分(旧指定成分)のみ表示義務がありました。
現在、「無添加化粧品」という場合、旧指定成分が無添加であるというケースが多いようです。
無添加=ナチュラルというわけではありません。
これって、コスメ以外の食品や洗剤とかにも気を付けたいね~
2-2.認証がとられているかを確認
オーガニックコスメには、一定の条件をクリアした認証がとられている場合があります。
世界のオーガニックコスメ団体 より抜粋して紹介します!
代表的なものに、
〇NaTrue 本拠地/ベルギー
世界共通の明確な基準を持つ国際的なオーガニック認証。
★の数で、オーガニック成分の含有率を表示しているなど、わかりやすいのが特徴
★★★NaTrueマーク
オーガニック認定成分の割合が95%以上
★★NaTrueマーク
オーガニック認定成分70%以上95%未満
★NaTrueマーク
オーガニック認定成分70%未満
〇ECOCERT 本拠地/フランス
フランスの団体ですので、フランスのブランドにつけられる場合も多いですが、
すでに世界スタンダードとなり、オーガニック認証団体の世界基準とも言われています。
国際的な第一級の有機認定マークのひとつとして、高い評判と信頼を得ています。
認証には2つのラベルがあって、
COSMECO(エコロジーラベル)の基準
・完成品の95%が自然原料であること。(水含む)
・完成品の5%は化学原料で良い。
・完成品の5%は、オーガニックでなければならない。
・植物原料の50%は、オーガニックでなければならない。
・化学香料は使用不可。
COSMEBIO(エコロジカル&オーガニックラベル)の基準
・完成品の95%が自然原料であること。(水含む)
・完成品の5%は化学原料で良い。
・完成品の10%は、オーガニックでなければならない。
・植物原料の95%は、オーガニックでなければならない。
・化学香料は使用不可。
〇ACO 本拠地/オーストラリア
・原料の95%以上がオーガニックな農作物である事
・残りの5%についても、農作物でない天然の原料
・またはオーガニック認定でない天然の農作物である事。
・農作物は全て遺伝子組み換えではない事。
つまり、ACO認定を受けたオーガニックコスメは、化学合成成分は一切使われていない、100%天然成分であるという事になります。
それぞれ微妙に基準が違って、オーガニック成分70%未満なのに「★NaTrueマーク」がとられている場合もあるので、認証マークを見つけたら調べてみるといいかなと思います。
ACOは、100%天然成分であることが決められているなど、厳しい基準なのもすごいですね!
注意ポイント
ただ、今のところ日本のオーガニック認証は、基準がかなり曖昧なのが現状です。
何%のオーガニック成分が含まれていなくてはいけないのか、化学成分が含まれているのかそうでないのかがとっても曖昧!
しかも、独自の認証であることがほとんどなので、公的機関による明確な基準や認証制度が設けられていないため、
日本では有機栽培の植物成分を1種類でも使用している化粧品であれば、「オーガニックコスメ」と謳うことができます。
意外と、日本のコスメより海外のコスメの方がオーガニックで安全なのかもね。
2-3.100%天然由来成分と断言しているか確認
ここまで見てきたように、オーガニック認証を受けているオーガニックコスメでも、何%かは化学成分を許容するような認証もあります。
オーガニック認証も一つの判断材料であることは変わりないのですが、
コスメブランドのホームページや商品紹介などで、「100%天然由来成分」とかかれているものも比較的安全かなと言えます。
特に、日本は曖昧な基準の認証しかないので、日本のコスメを「真のオーガニックコスメ」かを判断したいときは、何%天然由来成分化を見ても判断できるかなと思います!
また、ブランドの背景や理念を見て、「自分が共感できるか」を考えることも立派な判断基準です。
2-4.100%天然由来成分でも石鹸落ちできないコスメがある
最後に、「100%天然由来成分」であることと「石鹸落ちコスメ」であることは必ずしもイコールではありません!
ナチュラグラッセのHPには、このように記載がありました。
参考
ナチュラグラッセのアイテムはケミカルな紫外線吸収剤やシリコーン、合成ポリマーを使用せず植物由来のスキンケア処方なので、そのほとんどが 「石鹸オフOK」 です。
※一部商品の特性上、植物由来のロウ、ペースト状のオイルを使用しているため、クレンジングが必要なものがございます。
ナチュラグラッセは「100%天然由来の原料を使用している」ナチュラルコスメですが、
天然成分でも、オイル成分は石鹸で落ちにくくクレンジングが必要なものもあることが記載されています!
ここを勘違いして化粧落としの方法を誤ってしまうと、肌に余計なダメージがかかる可能性があるので注意です!
3.天然成分=安全というわけではない
また、天然成分と聞くと、お肌にやさしいというイメージを受けるかなと思います。
確かに、自然の成分は香りや肌なじみも良く、自然治癒力を高めてくれる成分が多数であることは変わりません。
ただ、100%天然成分のスギ花粉が花粉症を起こすように、
天然成分には人によってアレルギー反応を起こしてかえって肌にダメージを加えることもあります。
例えば、原材料に大豆が使用されているオーガニックコスメの場合、大豆アレルギーの人が使用すると当然アレルギー反応が起きてしまいます。
「天然成分=安全」というだけではないことを認識して、肌に異常が出た場合は使用を取りやめるなど正しい対応をする必要があります。
4.手持ちのコスメの成分を見てみる
では、私が「なんとなくナチュラルそう」という理由だけで使っていた、ナチュラルコスメたちは、
「真のオーガニックコスメ」なのでしょうか???
見ていきます!
4-1.ナチュラグラッセ
ナチュラグラッセ メイクアップクリームN02を使っています!
何といっても香りと肌なじみが良く、自然な仕上がりに見せてくれるのでとっても気に入って今回で3本目です…!
ナチュラグラッセのコスメは「真のオーガニックコスメ」なのか
ナチュラグラッセは、どのページを見ても、天然成分100%だと明確にしていることが特徴ですね。
この天然成分の中でオーガニック成分がどれだけの量含まれているかは明示されてはいませんでした。
ただ、環境にも配慮されているとの理念がしっかり掲げられているところは良いポイントなのかなと。
(参考:ナチュラグラッセHPより)
ナチュラグラッセ メイクアップクリームN02の成分は本当に天然成分100%なのか
実際に、成分をしっかり見ていくと、結構カタカナの成分多いなあ…ほんとに天然成分なのかな…なんて思っていました。
しかし、一つずつ調べていくと、例えば「スクワラン」とはサメの肝油だったりと、天然成分から抽出した成分であることが分かりました。
(参考:mybestより)
さらに、このメイクアップクリームは、天然由来成分100%でありながら、
日焼け止めの効果も、マリーゴールドから抽出された成分によってブルーライトもカットしてくれるといった効果もあるのはかなり魅力です。
ポイント
ナチュラグラッセについて
〇天然由来成分100%
〇その中でオーガニック成分が何%含まれているかは明示されていない
〇オーガニック認証はとっていない
メイクアップクリームについて
〇SPF44 PA+++の日焼け止め効果
〇石鹸落ちコスメ
〇ブルーライトカット99.2%*(*第三者機関実施試験結果より
4-2.to/one
多色使いができるので、クマやシミ、ニキビなどかなりカバー力があって助かる。
ナチュラグラッセのメイクアップクリームと一緒に使えば、気になるポイントだけ隠せるし肌も重たくならないのが良い!
to/oneのコスメは「真のオーガニックコスメ」なのか
to/oneのHPを見ていくと、
・オーガニック認証「USDA」「ECOCERT」を取得したウチワサボテンオイル使用
※原料の供給状況によって、ECOCERT認証取得のみ
・UVアイテムは紫外線吸収剤不使用
・容器回収の取り組み有り
という部分は良い部分かなと。
しかし、天然由来成分やそのなかでもオーガニック成分が実際に何%使われているかは明示されていませんでした。
オーガニック成分が使われているので、「オーガニックコスメ」と言えますが、100%ナチュラルではなく化学成分も使われているので、石鹸オフはできません。
to/oneのデューイモイストコンシーラー01の成分はどうなっているのか
(参考:to/onecosmeticより)
見ていくと、少量ではありますが、酸化チタンや酸化鉄などの化学成分も含まれているようです。
ただ、厚生労働省の出す成分の規定も厳しいので、肌に異常が見られなければ安全な量ではありますね。
ポイント
to/one
〇オーガニック認証を取得したウチワサボテンオイルなどのオーガニック成分が入っている「オーガニックコスメ」
〇100%天然由来成分を使用しているわけではない
〇石鹸オフではない
デューイモイストコンシーラー01
〇100%天然由来成分を使用してるわけではない
〇石鹸オフではない
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?
一口に「ナチュラルコスメ」「オーガニックコスメ」と言っても、詳しく見なければ「真のオーガニックコスメ」かどうかは判断しにくいですね。
日本のオーガニック認証が曖昧で、世界のオーガニック認証が厳格なものというのも意外でした。
「国産だから安全」とかって幻のようですね。
これからは、成分やブランドについてキッチリ調べた上で、自分の中での基準をはっきりさせてコスメを選んでいきたいですね!
▽ナチュラルスキンケアについてはこちら
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